ふじがねロゴ

冒険 & カヌーAdventure & Canoe

3 荒廃の原因の考察

学校の荒廃の原因を指摘するのは難しいことである。保護者や地域は教職員の指導力量を問題にする。 教職員は家庭や地域のしつけの悪さを指摘する。だが、どれも正解とは言い切れない。 このような状況が生ずるのは、いくつもの要素が複雑にからみあった結果だからである。 私が本校で問題だと思ったことの一つに、教職員と生徒たちの間に、 越えがたい深い溝があると感じられることだった。確かに、ほとんどの教職員は誠実な態度で授業や生徒指導に 一生懸命に取り組んでいた。しかしそれにもかかわらず、私の耳に入ってくるのは、 教職員に不信感をもつ生徒や保護者の声だった。 私は何とかして生徒と教職員が深い信頼感でつながるような学校に変革しなければならないと痛切に思った。
読売教育賞受賞『手作りカヌーで富士五湖横断』
1 全国ニュースで紹介されたカヌーの取り組み 2 校長着任時の学校の状況 3 荒廃の原因の考察
4 生徒と教職員の一体感のある学校を作りたい 5 若い技能主事と教育相談員の提案 6 校長室がキャンプ場に変身
7 プールでのデモンストレーション 8 カナディアンカヌーとは何か 9 作製そして完成
10 「西湖」の横断に成功 11 「特色ある教育活動予算」が認められる 12 学生ボランティアや卒業生も参加
13 ターゲットの生徒たちも参加する 14 マスコミの取材攻勢 15 グラスファイバー塗装に挑戦
16 盛大に「進水式」を開催 17 不登校学級の生徒たちが、「西湖」横断に成功 18 友情を確かめ合った「本栖湖」横断
19 卒業生が「山中湖」横断を断念 20 新入生が「山中湖」横断に成功 21 大雨の中「精進湖」横断に成功
22 ついに「富士五湖」完全制覇 23 荒れた学校の奇跡的な変容  
★は別Windowが開きます(音楽も一緒にお楽しみください)
冒険(カヌープロジェクト) ★ 2006年夏
カヌー製作編
★ 2006年夏
カヌー川下り編
★ 2007年夏
カヌー川下り編
★ 2008年夏
カヌーキャンプ
手作りカヌーで
富士五湖横断