★:短時間で楽しめる本 ★★:じっくりと味わえる本 ★★★:ちょっと難しいが視野が広がり人生観が深まる本 | ||||
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№ | 書籍名 | 著 者 | コメントなど | |
★★ 中級 |
100 | 北の国から (上・下) (理論社) |
倉本 聰 | 私の長い人生の中でもっとも感動したテレビドラマは「北の国から」である。 妻に裏切られた男が二人の幼い子どもを連れて郷里の北海道に帰り、電気も水道もない山中の家で暮らし始める。 なんと絶望的な状況設定だろう。しかしその土地には、都会生活で現代人が失ったものが沢山存在していた。 自給自足の生活を通して家族愛や正義や友情などを描く人間ドラマに私は感動した。 人間にとって本当に大切なことは何かを教えてくれる素晴らしいドラマだった。私の家族全員がこのドラマのファンになった。 夏休みに家族全員で北海道の富良野に行き、ロケ地跡を見学してくるほど熱中した。この本はそのドラマのシナリオである。 かつて国語の教科書に掲載されていたとき、私は涙があふれてきて授業ができなくて困ったものだ。 「親子で読みたい本」の第1位としたい。 |
★★ 中級 |
101 | 火の鳥2 未来編 (角川文庫) |
手塚 治虫 | 「えっ、マンガでもいいの?」 良くないのである。読書とは、頭の中で活字を映像や心情に変換する行為だ。 言わば脳みその格闘技である。だから本を読むほどに思考力や想像力はびしびしと鍛えられる。 しかし最初から映像が与えられるマンガやテレビや映画はそうはいかない。 とはいえ今の世の中には質の高いマンガがあふれているのも事実である。そこで特別に一冊だけ加えたい。 私が選んだのは、天才手塚治虫の代表作「火の鳥(全13巻)」である。その中でも特に「未来編」を推す。 ある日核戦争によって地球の全生物が絶滅した。そのとき火の鳥は一人の男に永遠の命を与え、地球復活を命じた。 そして30億年の月日が・・・。何というスケールの大きさだ。 頭を思い切り殴られたようなショックとともに不思議な感動がわき上がってくる作品である。 |
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