読書の旅の羅針盤

ここ「読書の旅の羅針盤」では、小金井市小金井第一中学校校長
「山本 修司」がお勧めする中学生に
読んでもらいたい本を100冊紹介する予定です。

なお、この紹介は「学校便り」に紹介されているもので、
山本校長の許可を頂き掲載しているものであります。



ナンバー 書籍名 著 者 コメントなど
:短時間で楽しめる本   ★★:じっくりと味わえる本   ★★★:ちょっと難しいが視野が広がり人生観が深まる本
 2009年02月19日分
038 四日間の奇蹟
(宝島社文庫)
浅倉 卓弥
★★(中級)
  面白い! ピスト打ち抜かれた主人公はピアニストの道を閉ざされてしまった。
だが、その事件で孤児になってしまった少女は、脳に障害をもちながらも
一度聞いた曲を完璧に再現する不思議な力を持っていた。
青年と少女は様々な施設を慰問してピアノの演奏をするうち、ある山奥の診療所で奇蹟に遭遇する。
それは4日間の感動的なドラマだった。
第1回「このミステリーがすごい」大賞受賞策。納得!
(わくわく指数→★★★★★  うるうる指数→★★★  なるほど指数→★★★)
039 チャインコフスキー・コンクール
(中公文庫)
中村 絋子
★★★(上級)
  音楽の世界で最も権威のある「チャイコフスキー・コンクール」。
そのピアノ部門で審査委員を務めた中村絋子さんが語る審査の内幕が実に興味深い。
クライバーン、ホロビッツ、ブーニンなどの天才ピアニストたちのエピソードも面白いが、諸外国の音楽の歴史や現状が紹介されていて勉強になる。
「欧米の音楽院では日本よりはるかに男子生徒が多い。音楽学校に関する限り、日本は世界で最も女性解放の進んだ国である。」
ふーむ、そうだったのか・・・。
(わくわく指数→★★★★★  うるうる指数→★★★  なるほど指数→★)
040 ライオンハート
(新潮文庫)
恩田 陸
★★(中級)
  美しい悲しい純愛ファンタジードラマ。
時空を跳び越えて何度も巡り会い、すれ違う男女の不思議な物語が、色とりどりのきらびやかな破片でできたステンドグラスのように組み合わされていく。
あたかも難解なパズルを解くかのように頭をひねりながら読み進み、最後にあざやかな答を見付けたような読後感が残る。
(わくわく指数→★★★  うるうる指数→★  なるほど指数→★★★★★)