読書の旅の羅針盤

ここ「読書の旅の羅針盤」では、小金井市小金井第一中学校校長
「山本 修司」がお勧めする中学生に
読んでもらいたい本を100冊紹介する予定です。

なお、この紹介は「学校便り」に紹介されているもので、
山本校長の許可を頂き掲載しているものであります。



ナンバー 書籍名 著 者 コメントなど
:短時間で楽しめる本   ★★:じっくりと味わえる本   ★★★:ちょっと難しいが視野が広がり人生観が深まる本
 2008年12月12日分
033 夏の葬列
(集英社文庫)
山川 方夫
★★★(上級)
 「学校だよりで校長が推薦する本は子ども向けすぎてちょっと物足りないなあ。
太宰治の『人間失格』や夏目漱石の『こころ』みたいに、人間の心の奥底を
ぐいぐいとえぐっていくような文学作品が自分にはちょうどいいね。」
などと背伸びしたことを言う中学生がいたら推薦したい短編集。
特にお薦めなのは、爆撃機の下に少女を突き飛ばしてしまった少年の絶望的な
後悔の念を描いた「夏の葬列」と、病気で軍需工場に行くことを免除された
二人の中学生の暗く屈折した交流を描写した「煙突」の2編。
034 100万回のコンチクショー
(集英社文庫)
野口 健
★★(中級)
  「日本の経済は一流だが、マナーは三流だ。」
七大陸の最高峰を世界最年少で征服した野口さんが、
エベレストに残された日本隊のゴミの山を見て発奮し、
命をかけて清掃登山を行う経緯が書かれている。
勉強に落ちこぼれて周囲からは不良とみられていた野口さんが、
自分の「夢」を見つけて、その実現に向かって突進していく姿は本当に素晴らしい。
ところで私は、この本にたびたび登場する野口さんのお父さんの子育ての姿勢にいたく感銘を受けた。
くじけそうになる息子をたびたび励ます父親の言葉が実に味わい深いのである。
ぜひ親子で読みたい本である。
035 アメリカ居すわり一人旅
(角川文庫)
群 ようこ
★(初級)
  「日本の経済は一流だが、マナーは三流だ。」
七大陸の最高峰を世界最年少で征服した野口さんが、
エベレストに残された日本隊のゴミの山を見て発奮し、
命をかけて清掃登山を行う経緯が書かれている。
勉強に落ちこぼれて周囲からは不良とみられていた野口さんが、
自分の「夢」を見つけて、その実現に向かって突進していく姿は本当に素晴らしい。
ところで私は、この本にたびたび登場する野口さんのお父さんの子育ての姿勢にいたく感銘を受けた。
くじけそうになる息子をたびたび励ます父親の言葉が実に味わい深いのである。
ぜひ親子で読みたい本である。