読書の旅の羅針盤

ここ「読書の旅の羅針盤」では、小金井市小金井第一中学校校長
「山本 修司」がお勧めする中学生に
読んでもらいたい本を100冊紹介する予定です。

なお、この紹介は「学校便り」に紹介されているもので、
山本校長の許可を頂き掲載しているものであります。



ナンバー 書籍名 著 者 コメントなど
:短時間で楽しめる本   ★★:じっくりと味わえる本   ★★★:ちょっと難しいが視野が広がり人生観が深まる本
 2008年9月19日分
026 西の魔女が死んだ
(新潮文庫)
梨木 香歩
★(初級)
 主人公の「まい」のおばあちゃんはとてもやさしいイギリス人だ。
ところが実は、魔女だったのである。中学校に進学してから不登校に陥った「まい」は、
空気のきれいな田舎で一人暮らしをするおばあちゃんのところに預けられて、二人で暮らすことになった。
庭のハーブで作ったお茶を飲んだり、鶏が生んだばかりの新鮮な卵 で作ったサンドイッチを食べたり、
野いちごを煮詰めてジャムを作ったりという自然豊かな生活の中で、
おばあちゃんは、立派な魔女になるための心構えを教えてくれた。・・・
特にびっくりするような事件が起こるわけではないのだが、
読んでいて心がほのぼのと温まってくる物語である。
もうすぐ赤ちゃんが産まれる高野紗代子 先生の推薦。
027 てではなそう
(新潮OH!文庫)
佐藤慶子・文
沢田としき・絵

★(初級)
  最初のページにこんなメッセージが載っている。
「てで はなすって おもしろい みみの ふじゆうな ひととも てとてを つかって はなすことが できる  どうろの むこうがわに いるひととだって てとてなら かんたんに はなすことが できる てで はなそう」。
 思わず使ってみたくなる日常生活の手話が、わかりやすいイラストで描かれている楽しい本だ。
そういえば、と私は読んでいるうちに思い出した。
子どものころに、すぐ近くに耳の不自由な子どもたちが生活する特別支援学校があった。
その寄宿舎に住む同じくらいの子どもたちと仲良くなって、一緒に野球をやって遊んだりした 。
あのとき手話ができたらもっと楽しかったのだろうなあ。