読書の旅の羅針盤

ここ「読書の旅の羅針盤」では、小金井市小金井第一中学校校長
「山本 修司」がお勧めする中学生に
読んでもらいたい本を101冊紹介しています。

なお、この紹介は「学校便り」に紹介されているもので、
山本校長の許可を頂き掲載しているものであります。



ナンバー 書籍名 著 者 コメントなど
:短時間で楽しめる本   ★★:じっくりと味わえる本   ★★★:ちょっと難しいが視野が広がり人生観が深まる本
 2007年04月13日分
051 勝手にしゃべる女
(新潮文庫)
赤川 次郎
★(初級)
 私の失敗談である。昔、私が教師に成り立てのころ、休み時間の教室で赤川次郎の 本を読んでいた女子生徒がいた。
くそまじめな国語教師だった私は、そのとき「それは読書の合間に読む本だね。」などと
大変失礼なことを言ってしまった(らしい)のであった。
10年近くたったクラス会の席で、彼女が「あのとき私は、ずいぶんと傷ついたんですがらね。」 と笑いながらお酒をついできたとき、私は大いに反省したのであった。
とにかく赤川次郎の小説は中学生がとても楽しく読める作品が多い。 この本は星新一も絶賛する楽しい短編小説集である。中でも「レオンディングの少年」「健ちゃんの贈り物」が私は好きだ。
052 MOMENT
(集英社文庫)
本多 孝好
★★(中級)
 大学生の「僕」は病院で清掃のアルバイトをしている。 その病院の患者たちの間には一つの言い伝えがあった。 それは、死が近づいた患者の最後の願いを叶えてくれる不思議な人が病院内に存在するといううわさだった。
それは決して僕のことではなかった。なのに患者たちの最後の願いが、いつの間にか僕のところに寄せられてくるようになる。
僕はそれらの願いの一つ一つを、奇跡を起こすように叶えていく・・・。
洗練された文体と、サスペンスにあふれた物語の展開。そして、生きることの意義についても考えさせられる、 とても魅力的な作品である。
この若い小説家の力量はたいしたものだと感心した。
053 いちご同盟
(集英社文庫)
三田 誠弘
★★(中級)
 1997年の芥川賞受賞作家。高校受験を目前にした15歳の「ぼく」は、 同級生の野球部のエース徹也とその恋人で難病で入院中の直美と友達になる。
徹也は恋人のために投げ続け、僕はその姿をビデオに撮って直美に報告する。
そして次第に直美に惹かれていく。
進路、人生、命、友情、愛などの問題が交錯するまっただ中で、傷つきながらも、 少年らしい純粋な心情を失わずに日々を歩み続ける主人公。
この本を読んで、「同じだ!」と、共鳴する中学生が沢山いるのではないだろうか。
054 私の北壁
(朝日文庫)
今井 通子
★★★(上級)
 マッターホルンの北壁を、世界で最初に「女性だけで」のぼったのは日本人だった!
しかも女子医大の学生である。1967年、今井通子を隊長とする女性だけの登山パーティーが、 市場初めて女性だけでマッターホルン北壁の登頂に成功し、世界を驚かせた。
その後、著者の今井通子は医者になってからも次々と偉業を成し遂げる。
この本には著者の山に対する情熱と実際の登山の状況が描かれている。目的に向かって全力を尽くし、 見事に成功させる女性の生き方は、読者の人生を大いに励ましてくれるだろう。
055 アポロ13号奇跡の生還
(新潮文庫)
H・クーパー
★★★(上級)
 「1人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっっては大きな1歩である。」
人類史上はじめて月面を歩いたアポロ11号のアームストロング船長のメッセージは全世界に深い感銘を与えた。 1969年7月のことである。
だが、それ以上にアメリカの科学技術のすごさを示したのが、アポロ13号の生還だった。
地球から30万km離れた零下100度の真空の宇宙空間の中で、酸素タンクや電力供給装置が故障したのだ。 この絶対絶命の状況で、アメリカの管制塔は、あらゆる手段を駆使してロケツトと3人の乗組員に指示を送り 地球に帰還させることに成功するのだ。
その迫真の過程を描いた作品。人間の能力の偉大さに圧倒される。
 2007年05月16日分
056 TUGUMI
(新潮文庫)
吉本ばなな
★★(中級)
 主人公のツグミは町一番の絶世の美少女である。だが、とてつもなく性格の悪い超わがまま娘だ。それは難病で幼いころからまわりが大切に育てすぎたせいだったかもしれない。
ツグミを取り囲む4人の若者たちの一夏の思い出をみずみずしい感性で描いた魅力的な青春小説である。情景描写と心情描写は繊細で詩情にあふれていて、まるで印象派の絵を眺めているように心が落ち着く。
読み終わって心が洗われるような爽快感が残った。この作者が世界中の若者に支持されている理由がよくわかった。
057 つめたいよるに
(新潮文庫)
江國 香織
★(初級)
 最近の国語教科書に作品がよく載る人気作家の短編集である。特に幻想的で怪談のような話が魅力的だ。例えば「デューク」。
愛犬が死んで悲しみにくれ、泣きながら電車に乗った若い女性が、電車の中でハンサムな男の子に声をかけられた。
その男の子の正体はなんと!・・・。若い女性作家らしい繊細な感覚で描写されたさりげない日常生活はとてもイメージが豊かで詩的である。
058 ぼくと1ルピーの神様
(ランダムハウス講談社)
ヴィカス・スワラップ
★★(中級)
 国語のT先生に薦められて読んだ本である。面白かった! インドの貧しい少年の「ぼく」は「クイズ$ミリオネラ」のようなテレビ番組で、連続して12問を正解し、見事に10億ルピー(約30億円)を勝ち取った。
ところが賞金を払いたくないスポンサーは、警察に賄賂(わいろ)を払い、インチキの疑いでぼくを逮捕させた。
もちろんぼくは一切インチキなどやっていない。だが、残酷な拷問(ごうもん)に耐えかねて嘘の自白をしそうになった。
そのとき、見知らぬ弁護士が駆け込んできてぼくを救った。そこから奇跡的でかつ感動的な真実の物語が語られるのだ。ああ、私もこんな面白い小説を書いてみたいものだ。
059 日本一短い『家族』への手紙
(角川文庫)
福井県丸岡町
★(初級)
 「私は自分がとっても好きなんだ。そんな私に育ててくれて ありがとうお母さん」「(子へ)お前が、山で逝って、仕事が増えました。母さんへやさしい言葉をかけることです。」
「合格発表の時、『車で本読んでる』と言ったお父さん。あの時、本逆さだったよ。」
   「母よ、あなたの得意科目は『叱ること』。苦手科目は『ほめること』」
 福井県丸岡町が公募した手紙集。短い言葉の中にギッシリと家族への愛や思いやりがつまっている。知らず知らずのうちに目がうるんでしまう。家族みんなで読みたい本だ。
060 岳物語
(集英社文庫)
椎名 誠
★(初級)
 お父と息子はプロレスごっこのライバルだ。超売れっ子作家にして冒険と遊びが大好きな著者の子育て法はまさに豪快かつ痛快である。
プロレスごっこ好きの父親と超元気な息子との日々のふれあいは、ほほえましい。
そのうえ、人間にとって本当に大切なものは何かということを常に忘れない親の姿勢には学ぶところが多い。これも親子で読んでみたい本である。
 2007年06月22日分
061 無人島に生きる十六人
(新潮文庫)
須川 邦彦
★(初級)
 明治32年、南太平洋の島々の海産資源の調査を目的として、16人の船員を乗せた小さな帆船が大海原に乗り出した。
ところが船は座礁し、海流に流されてハワイ諸島の無人島に漂着した。
飲み水も食べ物も電気も何もない小さな島で、男たちは力を合わせて生き抜く努力をする。
食料にするためのウミガメ牧場をつくったり、人間を恐れないアザラシたちと友達になって遊んだりして楽しく暮らし、1年後には全員が元気で日本に戻ることができた。
どうしてそんなことが可能だったのだろうか? 奇跡のような実話である。
062 幸福の食卓
(講談社文庫)
瀬尾まいこ
★★(中級)
 自殺に失敗し「お父さんをやめてしまった」父、家を出て一人暮らしをする母、秀才であることをやめた兄、崩壊した家族の中で中学2年生の佐和子は健気に生きる。
状況は悲劇的だが、家族間の本当の優しさが心にしみ通ってきて感動する。
昨年の正月に映画化されたが、実は私(山本校長)はその映画にエキストラで出演することになっていた。
朝の学校の昇降口で生徒たちにおはようと声をかける校長役ということだった。
ところが、映画の撮影地が、私の前任校のある多摩市から、山梨県の南アルプス市に変更になってしまい、その話は消えてしまったのだった。ああ、残念。
063 ゴリオ爺さん
(岩波文庫 全2冊)
バルザック
★★★(上級)
 イギリスの小説家サマセット・モームは「世界の十大小説(岩波文庫)」の中でバルザックを「最も偉大であり、天才と呼びたいただ一人の小説家」と誉めたたえている。
私も「知られざる傑作」という短編を読んだとき、バルザックは天才だ!と痛感した。
その天才の作品中、モームが第一に推薦しているのが「ゴリオ爺さん」である。
 田舎からパリの街に出てきて立身出世を狙う美貌の青年ラスティニャックは、みすぼらしい安下宿ヴォケェ館に住んでいる。
下宿人の一人、ゴリオ爺さんは、かつては大金持ちだったのだが、溺愛する二人の娘の幸せのために自分の財産と人生のすべてを投げ打ったのだった。
しかし、その代償としてはあまりにも残酷な結末が彼を待っていた・・・。長い小説だが大変面白く、読み出したらやめられなくなる。
例えば、天下の悪党ヴォートランなど、下宿人たち一人一人のキャラクターが実に魅力的なのだ。
ただし、最初の10頁ほどのパリの情景描写はあまりにもたいくつ。ここは飛ばして読んだ方がいい。
064 赤と黒
(新潮文庫 全2冊)
スタンダール
★★★(上級)
 「恋愛論」で有名なスタンダールの代表作である。「赤と黒」は先に述べたモームの「世界の十大小説」の中でも取り上げられている一冊である。
明晰(めいせき)な頭脳と美貌(びぼう)を武器にした青年ジュリアンは、上流社会を上りつめるという野望を抱いてパリにやってきた。
彼にとっては、女性から寄せられる純粋な愛情も、自分の野心を実現するための道具にすぎない。
ジュリアンの野望ははたして実現するのだろうか? 
この作品もまた「ゴリオ爺さん」と同様とても長いのだが読んでいてまったく飽きさせない。
特にジュリアンと女性たちの間の恋の駆け引きの心理描写は、若者には大いに参考になるのではないか。
しかし小説の結末にはあっと驚かされる。せっかく真剣に読んできたのにそんなドラマチックすぎる結末でよいのか! 
065 罪と罰
(新潮文庫 全2冊)
ドストエフスキー
★★★★(超上級)
 才能あふれた青年ラスコーリニコフは、非常に貧しい学生だった。彼は、自分のようなすぐれた人間は、他人の命を奪っても生きる権利があるはずだという間違った考えに陥り、ついに金貸しの老人を殺してしまう。
しかし・・・。永遠に読み継がれるであろう傑作である。テーマは深く、文章は難しい。
今の中学生でこの本を読破できる者がどれくらいいるか心配だが、現在小金井一中では読書の好きな生徒が沢山いるので、あえてこの名作に挑戦してほしいと思い紹介した。
 2007年07月20日分
066 ドッグ・シェルター・・犬と少年たちの再出航・・
(フォア文庫)
今西 乃子
★(初級)
 人間に捨てられた犬たちを少年院の子どもたちが世話するプロジェクトがアメリカにある。
元非行少年は言う。「おれはこいつのトレーナーだけど、こいつもまたおれのトレーナーだ。
『責任』と『信頼』っていう、おれの親すら教えてくれなかった言葉を、こいつがおれに教えたんだ。」と。
動物へ無償の愛を注ぐ過程で、人間社会への信頼を取り戻していく少年の感動のノンフィクションである。
067 杉原千畝物語・・命のビザをありがとう・・
(フォア文庫)
杉原幸子・杉原弘樹
★★(中級)
 スピルバーグ監督の映画で有名な「シンドラーのリスト」で救われたユダヤ人は1200人。
だが同じころに6000人以上のユダヤ人を助けた日本人がいた。それが東ヨーロッパのリトアニアという国の日本領事官だった杉原千畝である。
彼は政府の命令にそむき、食事や睡眠をとらずにビザを発行し続けたのだった。
戦争を振り返り、反省し、平和を祈念するこの8月に、ぜひ読んでおきたい1冊である。
068 重力ピエロ
(新潮文庫)
伊坂 幸太郎
★★(中級)
 連続放火事件を核とするスリルとサスペンスに満ちたストーリー。読み始めたら一気に最後までいってしまう。
「春が二階から落ちてきた。」という冒頭の文に象徴されるように、軽快な文体で正義感にあふれた主人公たちのさわやかな姿がつづられている。
重く暗い家族の問題が事件の背景に語られるのだが、最後は再び「春が二階から落ちてきた。」ですっきりと終わる。
魅力あふれる青春小説だ。
069 あすなろ物語
(新潮文庫)
井上 靖
★★(中級)
 「あすなろ」とは木の名前である。「明日はひのきになろうと永遠に願い続ける」という悲しい意味がある。
青春小説にぴったりの題名ではないか。この作家は「風林火山」「天平の甍(いらか)」などの多くの歴史小説を書く一方で、「しろばんば」などの自伝的小説も多く残した。
本書は伊豆を舞台にした幼年時代から社会人になるまでの六つの作品からなる自伝的短編集である。
だが、主人公よりもむしろ、登場する6人の個性豊かな女性像の方が魅力にあふれていると私は思った。
070 小説 上杉鷹山(ようざん)
(集英社文庫 全2冊)
童門 冬二
★★★(上級)
 かつてアメリカの若き大統領ケネディは、尊敬する日本人として「上杉鷹山」の名を上げたという。
江戸時代という封建社会のまっただ中にあって鷹山は、「藩主は人民と国家のために存在するので、人民と国家が藩主のために存在するのではない。」と明言した。
フランスの人権宣言以前のことだというからすごいではないか。17歳で米沢(今の山形県)藩主となった鷹山は、漆(うるし)・桑(くわ)・楮(こうぞ)の各100万本植立計画を実施して養蚕業や絹織物業を奨励した。
そして数々の大胆な藩政改革によって危機的状況にあった藩の経済の立て直しを図ったのである。
このような偉人の伝記を若いうちに読むことは大切なことだ。
政治に対する市民の認識力の高まりこそが、良い政治家を生み出すもとになると思うからである。
 2007年09月25日分
071 時をかける少女
(角川文庫)
筒井康隆
★(初級)
筒井康隆という天才的作家がいる。私は好きなのだが、あまりにも破天荒な作品が多く、
中学生に推薦できるような作品がほとんどない。
その中で「時をかける少女」は永遠の青春ドラマというべきお薦めの作品である。
ある日、中学3年生の和子は、理科室の掃除を行っていた時に、
実験室でラベンダーの香りを嗅いで意識を失う。
その直後から、和子は時間と空間を移動する超能力が身につき、
次々に不思議な事件に巻き込まれる。気軽に楽しめる本である。
072 O・ヘンリー傑作選
(岩波文庫)
O・ヘンリー
★★(中級)
 病室の窓から見える木の枯葉の最後の一枚が散ったときに自分の命も消えると信じている娘を描く「最後の一葉」。
この作品に代表されるように、O・ヘンリーの作品はどれも、はらはらする展開、あっと驚く結末、
心にじーんと響く温かい人情にあふれ、小説を読む楽しみと喜びを十分に味わわせてくれる。
一度読んだらたいていの人がはまってしまうことだろう。
特にこの作品集のなかでは、若いタイピストのしゃれた恋の結末を描く「献立表の春」が私は一番好きだ。
最後の1行でほろりと泣かされてしまう。
073 三国志
(ハルキ文庫全13巻)
北方謙三
★★(中級)
古代中国の英雄たちの戦いを描く、だれでも知っている戦史物語。心の豊かな劉備(りゅうび)、
豪快な関羽(かんう)と張飛(ちょうひ)、天才参謀の諸葛孔明(しょかつこうめい)の4人が中心となって
壮大なスケールで物語は展開する。
読みながら自分はどのタイプだろうかと、登場人物と重ね合わせて読むのも興味深い。
私はかつて岩波文庫の完訳版(全10巻)で読んだのだが、中学生には言葉が難しすぎると思って
推薦するのをためらっていた。今回のシリーズは快適なテンポで楽しく読める文章で描いたもの。
全13巻という膨大な分量だが、読み出したら止まらなくなること間違いない。
横山光輝のマンガで親しんだ生徒も多いことと思うが、やはり映像より活字の方が想像力が刺激されて何倍も面白い。
074 強力伝・孤島
(新潮文庫)
新田次郎
★★(中級)
厳しい自然や山を舞台にした物語と言えば、この作者の右に出る人はいない。
若いころに長編の「槍ヶ岳開山」と「孤高の人」を読んで感銘を受けた私は、山を一人で歩く楽しみに目覚めたのだった。
本書は、50貫(180キロ)近くもある岩を一人で背負って白馬岳山頂に運び上げる男を描き、
直木賞を受賞した「強力伝」、厳冬の八甲田山の行軍訓練で199名の命を失った史実を
描いた「八甲田山」、富士山頂の観測所設立に尽力する技師を描く「凍傷」等の6編が
収められた短編集である。特に、落とし穴に落ちた人間と山犬の緊迫した攻防戦を
描く「落とし穴」は面白かった。短編小説としては最高傑作の一つに数えてよいのではないかと思う。
075 僕たちの戦争
(双葉文庫)
荻原 浩
★★(中級)
戦争を体験した人たちがどんどん少なくなっていく。そのことが戦争再発の原因の一つにもつながるような気がして不安である。
だから戦争の悲惨さを語り継ぐことは平和な世界を維持するためにも重要な課題と言えよう。
本書は、サーフィンをやっていたフリーターの若者が、突然の異変で太平洋戦争末期の飛行訓練兵と入れ代わるという場面から始まる。
年齢や姿形がほとんど同じ若者が、まったく見知らぬ社会に放り出されたらどうなるのか? 
どたばた喜劇風の会話も多く、笑ってしまう楽しい場面が沢山あって楽しく読める。
だが否応なく戦争に巻き込まれていく若者や市民の立場にいつの間にか立たされ、
戦争について真剣に考えざるを得ないようになっている展開が絶妙である。
戦時中の純粋な日本の若者が現代日本の風紀の乱れや軽薄な文化の氾濫を目にして
「こんな国を守るために自分は命を捨てようとしたのか」とつぶやく文明批判は痛烈である。
昨年の9月にテレビドラマ化された。絶対お薦めの作品。